取引所審査プロセスを教えてください。

申請時に会社概要を取引所審査担当者に向けて説明し、その後3~4回の書面質問に対し、書面回答、ヒアリング対応を行います。質問を受領してから回答までの期間は約1週間程度しかなく、タイトなスケジュールでの対応が必要です。書面質問では基本的に内部統制や経営管理体制についての確認がなされます。

一通りの質問回答が終わると、社長面談、常勤監査役面談、社外取締役面談が実施されます。これにより、経営陣のコーポレート・ガバナンス対する理解度や社外役員が期待する役割を担うことができるかなど上場適格性の審査がなされます。

最後に取引所役員から上場準備会社社長に向けて社長説明会(社長による事業説明と上場に向けた意思表明)が行われ、問題がない場合には上場承認の内定となります。また、内部統制の不備や粉飾決算などの重要な体制不備の早期発見を目的として、申請後すぐに上場準備会社同席不可のもと監査法人面談が実施されております。