監査役が退任した場合上場に影響はありますか。

監査役が3名体制の場合、監査役が退任すると監査役会が成立しなくなるため、上場することができません。

また、監査業務を担当する常勤監査役が退任した場合には、常勤監査役としての監査業務を後任に引き継ぐ必要があり、後任の常勤監査役の監査運用実績を上場審査において確認する必要があるため、上場に大きく影響を及ぼします。

このような事態を避けるため、高齢などで退任する可能性のある監査役がいる上場準備会社においては、監査役を4人以上選任する、または補欠監査役を置くなどの対応をとるケースがあります。