取引所へ申請をした後には、取引所の規定にしたがい、取引所審査が開始されます。標準審査期間は東証マザーズ及びJASDAQの場合2ヶ月程度、東証本則の場合3ヶ月程度とされております。ただし取引所の理事会案件とみなされた場合には標準審査期間以上の期間が必要となりますので、都度審査期間を取引所に確認する必要があります。

取引所審査は、書面質問回答・ヒアリング、各種面談及び社長説明会を通じて行われ、取引所審査を通過することで上場承認が行われます。承認後にも審査すべき事項が生じた場合には、都度審査がなされ、承認取り消しが行われなかった場合には上場することができます。

 

日本取引所自主規制法人の理事会審議

日本取引所自主規制法人にて、上場に向けた審査が行われるのですが、やや特殊な企業のIPOには理事会による審議が行われることがあります。この場合、上場審査スケジュールは通常の審査期間(本則では約3ヶ月、マザーズ及びJASDAQでは約2ヶ月)に加え、追加で約1ヶ月の審議期間が必要となります。

民営化企業、議決権種類株式の活用などガバナンス上議論を要するスキ ームを採用している企業、再上場企業、上場準備会社グループやその経営陣が過去に重大な事件・法令違反を起こしているなどコンプライアンス上の重大な懸念のある企業、その他新たな論点が含まれる企業、上場時に見込まれる時価総額が概ね1,000億円を超える企業等がこれに該当する可能性があります。

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