証券審査プロセスで体制不備が発覚したらどうなりますか。

すぐに改善対応できる些細な体制不備であれば、すぐに改善対応し、当該改善状況を証券審査で確認することで上場スケジュールに影響なく進めることが可能です。

特に証券審査期間の初期で体制不備が発覚した場合には、改善対応後、一定の運用期間を示すことができるため、上場スケジュールに影響を与える可能性は低くなります。

一方で、コンプライアンス違反や内部統制上の重大な欠陥が発覚した場合には、証券審査は一時停止し、公開引受部門と原因分析及び再発防止策を講じ、改めて運用期間を経た後、証券審査を再開することになります。
その場合には、上場スケジュールが最短でも半年、最大で2年程度延期する可能性があるため、証券審査開始前に体制整備を完了しておくことが重要です。